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ネイリストで独立した失敗談|失敗した原因とは?

ネイルサロンを開業しても、すぐに閉店してしまう人が多数います。せっかく開業するのであれば、自分のサロンを長続きさせたいですよね。
ネイリストとして成功する人と成功しない人の違いは何なのでしょうか? 
ここでは、ネイリストとして独立するときに失敗しやすい原因や、廃業するサロンの共通点を紹介していきます。 

ネイリストで独立した人の多くが1年以内に失敗する原因

ネイリストとして独立してみたものの、うまく軌道に乗せることができず、サロン開業から1年も経たないうちに閉店に追い込まれる人が多数います。 


せっかくサロンを開業したのに、すぐに閉店に追い込まれるのは辛いですよね。 


あらかじめ失敗する原因を把握しておくと、対策を立てやすくなり、サロンの経営も続きやすくなります。 

運転資金が不足した

ネイルサロンを開業するときは、初期費用だけでなく運転資金も用意する必要があります。 


開業した当時はリピーターがいないため、事業が軌道に乗るまである程度の時間がかかります。運転資金を十分に用意していないと、サロンが軌道に乗る前に廃業に追い込まれることになるので注意が必要です。 


実際、ネイルサロンを閉店した人の多くは、開業後半年~1年くらいに店をたたむケースが多い傾向にあります。初期費用だけ用意して見切り発車してしまうと、失敗する可能性が高くなるので気をつけましょう。 


最低でも半年〜1年程度の運転資金を用意してから開業するのが無難です。「いざとなったら借金すればいい」という考え方は禁物です。借金に頼らなくても経営できるだけの準備をしっかりしてから、サロンを開業しましょう。


 

経営知識がなかった

ネイルサロンに勤務していた感覚のまま開業してしまうと、失敗しやすくなります。 


ネイルサロンを開業するのであれば、経営の知識が必要不可欠です。ネイル技術と接客を身につけただけでは、お店を経営していくことができません。従業員の延長としてサロンを開業してしまうと、痛い目にあうでしょう。 


失敗を避けたいなら、開業する前に経営や集客について、基本的な知識を身につけておく必要があります。セミナーに参加したり、ネイルサロンを成功させた先輩たちの体験談を聞いたりして、開業に必要な知識とノウハウを身につけておきましょう。 


 

店の存在を知らせることができなかった

いくら高い技術力と良い接客サービスがあっても、お店の存在を知ってもらうことができなければ、事業を続けていくことができません。 


「広告を出したから大丈夫」などという甘い考え方は禁物です。ターゲットに狙いを定めた広告を出さないと、集客がうまくいかず、閉店に追い込まれる可能性が高くなります。 


SNSやウェブツールなど、大手の宣伝の見様見真似をしているだけは不十分です。ターゲットを明確にし、ターゲットを狙い撃ちできるような宣伝を行わなければなりません。 


 

ネット集客の知識がなかった

スマホの普及率が格段にアップした現代社会では、インターネットでの集客が必要不可欠です。ホームページ、ブログ、ツイッター、インスタグラムなどのネット集客の知識がないと、サロンの経営を続けていくのが難しくなります。 


ただ闇雲にホームページを立ち上げただけでは意味がありません。検索上位に表示されるように、SEOやHTMLなどの知識なども身につけておきましょう。  


 

ネット集客の知識がなかった

リピーターを確保できなかった

大手のネイルサロンであれば、新規顧客だけでサロンを運営していくこともできますが、小さなサロンが大手と同じようなことしても、勝つ見込みはありません。 


小さなサロンが生き残るには、リピーターの確保が必要不可欠です。リピーターに愛され続ける魅力がないと、半年でさえサロンを続けるのが難しくなります。 


小さいサロンには、大手サロンにはないメリットがたくさんあります。きめ細やかな接客やサービス、柔軟性やおもてなしなどに力を入れていけば、徐々にリピーターもついていきます。 


「新規顧客を取り続けていればなんとかなる」という考えで開業すると、失敗する可能性が高くなるので注意しましょう。「どうしたらお客さんにもう一度来てもらえるのか」という点に重点を置いて経営すると、自ずと成功への道が開いていきます。 


 

友達頼みの営業をしていた

集客が思うようにいかなくなると、友達や知り合いに頼った営業を行う人がいます。 


友達頼みの営業をしてしまうと、友達だけの価格を設定してしまい、頑張って働いた働いた割には利益を出せない悪循環にはまっていってしまいます。 


そもそも、友達は自分の技術に惚れて足を運んでくれたわけではありません。友達頼みの営業を続けていると、技術や接客が向上せず、廃業に追い込まれやすくなるので注意が必要です。 


 

場所選びに失敗した

ネイルサロンを新規オープンする場合、立地選びが非常に重要なポイントとなります。ただ単に一通りの多い場所を選んだだけでは、うまく集客することができません。20代の若い女性をターゲットにするのであれば、20代の女性がよく行きそうな場所を選ぶ必要があります。 


キャバクラ嬢などをターゲットにするのであれば繁華街でも良いですが、OLさんをターゲットにする場合は、駅前やショッピングモールなどに立地するのが適しています。OLさんの場合、会社と自宅を行き来することが多いため、普段の行動範囲から離れた場所にはあまり行きたがりません。駅前であれば、仕事帰りに立ち寄ることができるため、集客もしやすくなります。 


ターゲットに合わせて場所を選ばないと、うまく集客できず、失敗しやすくなります。主婦層をターゲットにするのであれば、繁華街よりも自宅近くや買い物する場所の近くにあるサロンを選んだほうが良いでしょう。 


 

価格設定に失敗した

ライバル店と差をつけるために価格を安く設定してしまうと、顧客が多いのになかなか利益が出ないという悪循環にはまりやすくないます。結局、価格競争に巻き込まれてしまい、経営を続けていくのが難しくなるので要注意です。 


ネイル技術に自信がない人ほど安売りをしたがる傾向がありますが、ネイル技術やサービスの質に自信があるのであれば、安売りする必要はありません。事前に相場をチェックして、安すぎず高すぎない価格を設定するのが無難です。 


 

まとめ

ネイリストとして独立し成功するためには、事前準備が必要不可欠です。従業員時代の感覚でサロンをオープンさせてしまうと失敗しやすくなるので、まずは経営者として必要な知識を身につけましょう。ネイル技術だけではなく、集客や価格設定、場所選びなどあらゆる面で周到に準備しておけば、失敗する確率を低く抑えることができます。「開業できればいい」という甘い考え方は捨てて、ネイリストとして成功するために必要なことをしっかり準備してから、サロンをオープンさせましょう。 


 

written by Rei.R

毎月2000文字以上の記事を60本以上執筆しています。