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10年後の起業を目指して、20代でとるべき資格、するべき経験

社会人として就職しながらも、将来は自分の好きなことで起業したい!という想いを抱く20代の方も多いのではないでしょうか。20代はまだまだ未知の力をもっています。吸収力や柔軟性がある20代にこそ経験してほしいこと、また将来を見据えて、とっておくべき資格をご紹介します。

経験と資格は結びついている

社会人になると、とにかく時間がありません!日々の生活のなかで、限られた時間をどう有益に使うかが大事です。時間を効率的に使いながら、様々な経験をしましょう。


その中で自分が好きなこと、向いていることをみつけ、関連する資格を取るのおすすめです。好きなことや向いていることであれば、勉強も苦にならず、楽しみながら資格勉強ができます。その結果、合格という結果へという道が開かれているのです。経験と資格は結びついているといえるかもしれません。


 

まずは世界に目を向けるため「英語をマスター」

まずは世界に目を向けるため「英語をマスター」

20代で英語の勉強に目覚めるのは決して遅くない

20代のうちにしておきたいこととして、多くの人生の先輩方が一番におすすめするのは、英語をマスターすること。起業しても、しなくても、現代のグローバル社会において、海外へ視野を広げることは大事です。


海外の企業や、個人とのやりとり、インターネットから情報を得るなど、英語は便利なツールなのです。機械翻訳や人にまかせっきりの通訳では、本来の意図を推しはかったり、自分自身の想いを伝えることはできません。また普段の生活でも、外国との交流は今後の社会においては必須といえるでしょう。


20代のなかでも、学生時代に英語を勉強しなかったことを後悔している人がたくさんいます。そして20代で「もう遅い」と思っている様子です。しかし!20代はまだ現役学生に近いのです。目的と、実際に必要な英語がなにかわかっている今なら楽しんで英語に親しむことができるでしょう。


 

自分に関すること、役立つ英語を学ぶ

私自身、英語教室を20年経営しています。


2歳から80代の方まで通っていますが、社会人の生徒のほとんどが、学生時代は英語の勉強も試験も大嫌いだったと言います。その生徒たちが「海外旅行先で困らないように最低限必要な英語をマスターしたい」とか、「SNSで交流している外国人に英語で共通の趣味について語りたい」、「仕事でどうしても必要になった」、「突然会社が外資系になり、公用語が英語になった」など、明確な動機から、実用性のある英語を学んでいます。実際に使う場所があるということで、本気で取り組み、いきいきと英語を学ぶことができるのです。


 

英語の資格試験をうけよう

英語に限らず、何事も学んでいくにあたり、モチベーションを維持するために資格試験をとることはおすすめです。また日本企業でも社内の公用語に英語が使われ始め、ビジネスシーンで英語を使う場面が増えています。そのため、英語の資格を取得していれば、就職や転職、さらには復職にも有利に働きます。また企業からの要請で、社内昇進のために受ける場合もあります。


 

おすすめの英語試験、英語資格は

メジャーな英語の資格は、就職や転職をするときにも、対外的にアピールするにも強いといえます。よく知られている英語の資格といえば ①実用技能英語検定(英検)知名度が高いため、評価されやすい資格です。リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングの総合的な能力が問われます。


就職や転職では、基礎知識の証明となる2級以上の合格を目指したいです。  ②TOEIC(Test of English for International Communication)」上場企業の約7割がTOEICスコアを面接採用時に参考にしていると答えており、ビジネスシーンに対応した英語資格として就職・転職に有利な資格です。仕事や就職の武器とするには、700点以上を目指したいところです。


 

経営者になるならお金とITは避けられない

経営者になるならお金とITは避けられない

簿記って何?起業に必要なお金の知識って?

お金や経済の知識は、将来起業し経営者になるなら必要不可欠です。


まず会社経営には欠かせない簿記とは「企業や個人事業者の日々の営業取引の記録」です。また自分の会社をもつなら税金の仕組みや資産設計の仕組みといったお金の知識は最低限身につけることは必須です。


日商簿記(1級・2級・3級・簿記初級)は簿記のなかで最もメジャーな検定。経理の仕事をしたいといった就職や転職に効力を発揮するのは2級からです。

「ITの基礎知識」は現代社会においては必須

今の時代、ITの知識は無くてはならないものです。20代で会社に勤めている人はコンピューターのスキルや知識は当たり前に身に着けているかもしれません。が、いったん子育てに専念している20代もいれば、タレント業や職人など、IT業務が毎日必須ではない人もいます。ITにかかわる機会なし過ごしている人も多くいるのです。


義務教育でプログラミングが導入されることも決まっているなか、子供が学校に通い始めても、お母さんはわからないという事があり得ます。資格試験をうけなくても、実務ができるレベルまではマスターしたいところですね。


IT系資格の中で初心者向けなものは、「ITパスポート(iパス)」すべての社会人が備えておくべきIT基礎知識を証明することができる国家資格です。「基本情報技術者」は最もベーシックな情報処理の資格。情報技術全般に関する基本的な知識・技能をもつ人や、プログラム設計書を作成し、プログラム開発、単体テストまでの一連のプロセスを担当する人のための国家資格です。


 

学歴自体を変革する

学歴自体を変革する

社会人入学制度を有効利用して大学や大学院に進学する

経済的理由などで、大学進学できなかった人もいれば、学生生活に意義が見出せないと通学をやめた人もいます。また、普通に高校や大学をでたものの、社会人になってから「学生時代に勉強しておけばよかった、、、、、、」という後悔はほとんどの社会人がもっているようです。


実は大人だって、受験して進学してもよいのです。私自身の経験を書かせていただくと、大学卒業後、7年間の会社員生活を経て30歳直前に社会人入試で大学院へ進学しました。20代の後半になると、自分のしたいことがわからないまま、社会人生活を続けていてよいのだろうか、またもしかしたら自分はこのまま一人で生きていかないといけないとしたら自分の好きなことを仕事にしないと、働くこと自体が続かないのではないかと思い悩みました。


 

社会人入試のために具体的に動いたことは

そんな時、社会人入試という仕組みがあるということを知りました。この大学院ならやりたいことが学べるかも!という大学院をなんとか選びました。そしてこの教授のもとで研究したいと思い、突如訪ねたところ、快く会ってくださいまいした。


それから猛勉強して大学院を受験し、合格。入学後は必死の日々でしたが、なんとか修士課程を修了することができました。資格を取るという意味では、究極の資格取得経験として自分の財産になりました。大学にしても、大学院にしても、社会人が進学することは勇気ある決断ではありますが、学び直しはいつでもできるということを、身をもって感じています。


 

状況が改善したら海外旅行を

コロナが流行する以前であれば、20代で何を経験するべきかと聞かれたら、私は間違いなく「海外旅行」と答えていました。異文化や異なる価値観に触れることは大事なことです。まだ価値観がかたまりきっていない20代のうちにこそ、様々な文化を知ることや、日本を外から見ることは、大きな知識となります。


海外に自由に行けない今ですが、コロナ終息後、ぜひ海外を旅してその経験を生かしてほしいと思います。


 

まとめ

20代のうちにしておきたい事を、経験と資格取得についてご紹介しました。20代は社会人としてのスタート地点。体力も活力もあり、まだまだ失敗が許される時でもあります。この時の行動次第で将来は大きく変わってきます。


頭が柔らかくたくさん吸収できる20代のうちに、どれだけ貴重な体験ができるかは未来の人生に大きく影響するのです。


 

まとめ

written by 磯貝 由起

英語教室を20年経営しながら、3万店の情報を知るスイーツの女王としてテレビ出演、メディア執筆多数。ブログの総訪問者は150万人。好きを仕事にしたい!