お役立ち情報

在宅ワーカー必見!集中力を高めるテクニック

今、在宅で仕事をする人が増えてきています。
新型コロナの影響や、働き方の見直しで、従来の「仕事=オフィスでするもの」という考え方は変わってきつつあります。
しかし在宅ワークは通勤時間など出社するためのコストがない代わりに、環境の切り替えができないので集中することが難しいという声を耳にします。そこでこの記事では在宅ワークで使える、集中力をアップするテクニックをいくつかご紹介してきます!

在宅ワークで使える集中力を高めるテクニック~仕事をはじめる前に~

「自分は集中力が続かない」と思っていませんか?在宅ワークの作業をやらなくてはと思っていても、なかなか取り掛かれなかったり、一度始めてもすぐに気が散ってしまったり…。


そもそも人間の集中力はどの程度続く持つものなのでしょうか。人間の集中力は一般的に15分区切りで途切れる波があるもので、最大の連続時間は90分だと言われています。それ以上の連続稼働を自分に強いてしまうと、疲れを翌日まで持ち越してしまう場合も起こりえます。


ですから、一番効果的な集中力維持の方法は適度に休憩を挟むことだということをまずは頭に入れておきましょう。


 

使用する道具を見直す

使いづらいものを無理に使っていると集中力が削がれる原因になります。手に馴染まない文房具を使っていると、自分の思い通りの作業ができず小さなイライラが積み重なってしまうことも。


 


またデスクや椅子の高さは肩こり・腰痛などにも直結するので特に重要です。適切なデスク・椅子の高さは(身長×0.55)÷3-3cmで算出することができます。この計算により、デスクの天板と椅子の座る面の高さの差である差尺を算出します。最後に3センチ引くのは、パソコン作業では通常のデスクの高さより少し低い方がタイピングがしやすいから。


 


この計算式を参考に、自分に合った高さのデスクと椅子を用意することで、体への負担を減らし、より作業に集中することができます!在宅ワークで使用するアイテムは「まだ使える」ではなく「使いやすい」ものを使用することが、効率化にもつながりとても大事になります。


 

今日のタスクを明確にする

仕事を開始する前に「今日はなにをするべきか」「いつまでにおわらせなければならないか」といったタスクを明確にし、本日のスケジュールを立てることが大事です。この作業なしでは、今日の仕事内容が漠然とした作業になってしまい、集中できず作業の質やペースが落ちてしまいます。


今日、自分がどこに向かって走るのか明確にすることで落ち着いて走り出すことができるようになります。また、スケジュールを立てる際は、人間の集中力は15分区切りで途切れることを意識して立てると達成がしやすく作業効率もアップします。


 

今日のタスクを明確にする

集中のスイッチを作る

会社勤務だった頃は、会社に到着し自分のデスクに座ることが集中を入れるスイッチになっていたと思います。しかし、在宅勤務の場合はそういった方法でスイッチを入れることはできません。なので、別の方法で自分にスイッチを入れる必要があります。


例えば仕事に入る前、特に必要がなくても仕事用の服に着替えて身だしなみを整えてみたり、仕事の時にしか飲まない飲み物を決めてそれを淹れてみたりしてみましょう。


そういったスイッチを決めたうえで、もし可能であれば、部屋の中に仕事専用のスペースを作りそこに向かうと、しっかりと仕事モードに切り替えることができて集中力を高めることができます。


 

在宅ワークで使える集中力を高めるテクニック~仕事中のコツ~

準備段階が終わったら、いよいよ仕事本番。しかし最初は集中力が高まっていても、徐々に低下していってしまいます。そこで集中を維持させるためのコツを紹介していきます。


 

ポモドーロテクニックを使う

ポモドーロテクニックとは、イタリア人のフランチェスコ・シリロが考案した「25分間作業に集中し5分間休憩をとる」というセットを繰り返す時間管理の方法です。


 


詳しい方法は


1.達成したいタスクを決める


2.タイマーを25分に設定する


3.タイマーがなるまでタスクに集中する


4.タイマーがなったら、5分間休憩する


5.2~4を1セットとして、これを4回繰り返したら長めの休憩(15~30分)をとる


という方法になります。


 


自分でタイマーを使って時間を測定するのもよいですが、YouTubeに音楽を流したり、環境音を流したりしながら時間を知らせてくれる動画がたくさん投稿されています。タイマーをセットする手間が省けるのでとても簡単にポモドーロテクニックを導入できます。


休憩の際は、飲み物を淹れなおしたり、立ち上がって廊下を歩いたりするなど、運動をいれることもおすすめ。そうすることで、血流がよくなり、集中力も回復します。


またスマホを見る、パソコンの別画面を見るなどは休憩にならないので注意が必要です。脳は視覚情報の処理に約80%を使用しているため、しっかりと休息をとるには目を休めることが重要となります。


 

集中できる香りを導入する

香りは鼻から入って脳で知覚されると、集中力にかかわる交感神経を刺激するといわれており、香りの選び方には2つの方法があります。


 


1つ目は特徴で選ぶこと。


集中力を高めてくれる香りは、ペパーミントやローズマリーなどが挙げられます。またレモンの香りなどもリフレッシュできるのでオススメです。気に入ったアロマオイルを用意できたら、アロマオイルの使い方は専用の器具を使う以外にも、もっと手軽に楽しむ方法があります。お湯を入れたマグカップなどに1~2滴アロマオイルを垂らせば、簡単に香りを楽しむことができるのでおすすめです!アロマオイルは食用ではないので、使用後のマグカップはしっかりと洗ってくださいね。


 


もう1つの選び方は、ポジティブな気持ちになれる好きな香りを選ぶこと。もともと自分にとって好きな香りがあるのでしたらどんなものでも構いません。例えばコーヒーと仕事の結びつきが強い人であれば、デスクの上に飲みなれたコーヒーを淹れて置いておくだけでも集中力が高まります。


 

集中できる香りを導入する

スタンディングデスクを検討してみる

今話題のスタンディングデスク。座って作業するのではなく、立ってデスク作業ができるようになっています。


調べてみると、スタンディングデスクは様々なものが販売されています。話題になっているのだし、メリットも多いのだろうと思い導入したくても、家具を1つ増やすというのは少々ハードルが…。


 


しかし専用デスクを購入しなくてもノートパソコンを使用しているのであれば、自宅の中で立ちながら作業できる置き場所を探すだけでスタンディングデスクを導入できます。スタンディングデスクを利用するメリットは、集中力を高めるほか、アイディアが浮かびやすくなるなどの効果も期待できます。


 


眠気防止にもなるので、眠気が強くなりやすい昼間にスタンディングに切り替えると集中力を向上させられます。また、デスクワークでは長時間椅子に座っていることで肩こり・腰痛などの身体への弊害が生じてしまいます。スタンディングデスクを取り入れることで、長時間座っていることが原因となっている体への負担を取り除くことができます。


 

生活習慣も見直す

在宅ワークは早起きしなくていいといってつい夜更かししていませんか?集中力を維持するためには、生活リズムを崩さないことが非常に重要になります。充分な睡眠をとることで、脳をしっかり休ませ日中の集中力アップにつなげることができます。


 


また在宅ワーカーは運動不足になりがちです。意識して運動をしないと、1日の運動量が部屋の移動の数十歩だけだったなんてことにもなりかねません。人間の脳は血流によって栄養を受け取り活性化します。


そのため作業前にストレッチを取り入れ血流をアップさせることは、運動不足改善とともに集中力を高めることへとつながります。


運動の例としてはウォーキングを行うと脚に集まった血流を流すことができるので、より血流がよくなります。ラジオ体操も手軽に行えて肩こりや腰痛改善に効果的なのでオススメです。しっかり指先・足先まで意識して行うと、血流の促進を感じることができますよ。


 


さらに目を動かすことも脳の活性化に役に立ちます。目と脳はお互いにサポートし合う器官のため、目を鍛えることが脳を鍛えることになります。


 


睡眠、運動と並んで当然大事なのが食事です。脳への栄養である糖質をエネルギーに変えるのはビタミンB1で、豚肉や玄米に多く含まれます。加えて、鉄分を積極的にとることで、頭がぼっとすることを防ぐことが期待できます。赤身肉やアサリ、魚に多く含まれるので、食事の中にしっかりと取り入れていきましょう。


 

まとめ

集中力をアップさせるには、周りの環境と自分自身の調子を整えるという2点が鍵となります。


人間の集中力は冒頭にもある通り、無限に続くものではありません。適切な環境を整え、休養を適度にとりながら作業を進めていくことが集中して効率よくお仕事に取り組めるコツになります!


 


しっかりと環境を整えることができれば、在宅ワークは、ストレスフリーな働き方です。通勤ストレスもなく、社内で苦手な上司に気を遣うことなどもありません。集中力アップのコツを掴み効率よく仕事を終わらせて、気持ちのいい1日を過ごしましょう!


 

まとめ

written by 鳴瀬有子

フリーのwebライター。
読書とほうじ茶が好きです。
恋愛からビジネスまで様々な記事を執筆させて頂いてます