タピオカドリンク店を開業する前にやるべきことを一挙大公開
2020-03-18
飲食店を開業する際に必要な資格はあるのでしょうか。また、開業するにあたり行う準備も併せてご紹介していきたいと思います。
今後タピオカドリンク店の開業を検討している方は、特に必見の内容となっています。
是非とも以下の準備を参考にしてみてくださいね。
タピオカドリンク店を開業する時の準備まとめ
ここからは、タピオカドリンク店を開業する際に実際に行うべき準備を段階を追って説明していきたいと思います。
TODOリストのようなイメージで参考にしていただけたら幸いです。
そもそもタピオカドリンク店を営むのに資格って必要?
まずタピオカドリンク店は飲食店です。そのため、『食品衛生管理者』の資格は必要不可欠です。
よく上記2点ではなく、調理師免許がないと開業できないと思われがちですが、調理師免許はマストではありません。
食品衛生管理者は、各都道府県で実施している講習会を受講して取得します。ただ、栄養士や調理師免許がある場合は、こちらは受講せずに自動的に取得することができます。
また、タピオカドリンク店ではこのような事例は少ないのですが…収容人員が30人以上の店舗の場合は、『防災管理者』の資格も必要です。こちらは消防署が実施しているもの。延床面積が300平米以上の場合は甲種防火管理者、延床面積が300平米未満の場合は乙種防火管理者となります。
各自治体によって異なりますが、基本的には甲種防火管理者は2日で乙種防火管理者は1日で取得することができます。
保健所の営業許可
飲食店を営む際には、必ず保健所の営業許可を取らなければなりません。「飲食店営業許可」
ただ保健所の許可にはさまざまなものがあります。飲食店営業をはじめ、食肉や乳製品など細かな分類がされています。
悩んだ際は、自身の業務スタイルに合わせて各自治体の保健所で、どの許可をとるべきなのか聞いてみましょう。
キッチンカー(移動販売)
キッチンカーの場合でも、食べ物を提供することには変わりありません。そのため、保健所の営業許可証はマストです。また食品衛生責任者の資格も同じく取得が必要です。
そしてキッチンカー探しに関しては、ネットなどでも今は多数情報が出ています。もともとキッチンカーとして使用されていたものを中古として販売しているケースも。もしくは、キッチンカー仕様にカスタムしてくれるカーショップもあります。
価格はまさにピンキリ。中古車の場合は数百万円で購入できることもあります。ただ、リーズナブルなものは空調などはなく夏場は灼熱地獄なんてことも。
自身のお財布事情やプランに合わせて予算を決めましょう。
店舗型
店舗型の場合は、居抜き物件がオススメです。元々飲食店だった場合、キッチンスペースなども確保されており導線も作りやすいです。
ただ、タピオカドリンクを販売するだけで飲食スペースを設けない場合は、カウンターさえあれば販売は可能。実際に窓から手渡すようなスタイルで営業している、タピオカドリンク店も少なくありません。
ホームページやSNSの開設
ホームページやSNSの開設も、事前に行っておきましょう。開業後は何かとバタバタしてしっかりと作り込むことができません。
そのため、事前にアカウントやホームページを作成して『〇〇月〇〇日オープン』というような告知のツールとしても使っていくことができたらベストです。
看板の作成
開業したけれど、周囲から見た際に『ここは何なんだ?』とならないように、事前に看板を作成することをオススメします。
看板の作成となると手作りはチープな印象に見えてしまうなんてことも。また、女性の場合だとなかなか手作りは難しいですよね。
お店の雰囲気やコンセプトにもよりますが、やはり開業する以上は看板屋さんに相談してみるのがベスト。今ではパソコンを用いた看板作成も可能になっているため、比較的リーズナブルに予算に合わせた提案をしてくれますよ。
備品や機材・資材の購入
タピオカドリンク店を開業するにあたり、用意するものは意外と多いのです。食材だけ挙げたとしても…
・タピオカ
・茶葉
・ミルク
・氷
ざっとこれだけは必要です。
文章にすると4点ですが、茶葉にこだわるとなるとさまざまな原産国やメーカーのものを吟味する必要があります。またコスト面でも検討が必要。このプライスでこの茶葉を使うと利益はどうなのか…など考える項目は盛りだくさん。
また、他にも機材として冷蔵庫や冷凍庫、ガスコンロなどが必要です。最初に購入するのもアリですが、業務用の購入を検討している場合は決して安い買い物ではないので、まずはリースなどを利用して使用感などを試してみるのもオススメです。
フランチャイズもあり
フランチャイズとしてタピオカドリンク店を開業するのも1つの手。フランチャイズの場合は、加盟店としてロイヤリティを支払う必要こそありますが有名店の看板を掲げることができるのが大きなメリットです。また、豊富な実績の中から得た経営ノウハウを得ることも可能。そのため経営経験がなくても、比較的スムーズに運営することができます。
ただ、フランチャイズも契約条件などを事前にしっかりチェックしておく必要があります。
毎月のロイヤリティは定額なのか…
売り上げに応じてなのか…
あまりに高額なロイヤリティやその他の支払いがある場合、経営を圧迫してしまうなんて思わぬデメリットもあるため注意しましょう。
まとめ
今回は、タピオカドリンク店の開業準備を中心にご紹介しました。
トレンドかつドリンクという一面で手軽に見えますが、機材など高額な備品を用意する必要はあります。準備段階で予算を抑えるところは抑えて、お店はもちろんのこと経営体制も万全の体制でオープンしてみてはいかがでしょうか。
written by Aratsu Ryoko
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