カフェ

夢のカフェ経営、その失敗と成功の分かれ目とは

カフェ経営が成功する人、失敗に終わる人様々ですが、その分かれ目はどこにあるのでしょうか。成功したいというモチベーションを持ち続けたからできる、資金繰りがうまくいったから継続できる、など要因も様々です。そこで今回は、カフェ経営の失敗と成功の分かれ目について考えていきます。

資金調達だけが成功の道?それだけではない現実

「お金さえあれば、経営はうまくいく」というのは大きな間違いです。いくら資金調達がうまくいっても、失敗するケースはいくらでもあります。失敗事例をもとに成功への道を自分で見つけださなければなりません。

資金調達だけが成功の道?それだけではない現実

ノマドワーカーを対象にして成功!

最近は、ノマドワーカーと言われるオフィスを持たずにカフェなどでパソコン1台をもって仕事をするといった人も増加しています。このような人が利用するのがカフェです。しかしもう1つ必須アイテムがあります。それは、Wi-Fi環境です。もちろんセキュリティの問題はありますが、ノマドワーカーにとってWi-Fi環境は欠かせません。また電源が取れるというのも大きなプラス要因になります。このような環境整備ができているカフェは、ノマドワーカーをリピーターとして呼びこみ、成功へつながっています。

飲食店のフランチャイズとして開業し失敗

保証金を支払えば、誰でも簡単にカフェをもうことができるのがフランチャイズのメリットです。もちろん保証金は高額ですがすべてを自分で賄うよりも、はるかに手間が省けます。またノウハウがない場合も、仕入れ先をはじめとした各種データを共有できるため安心です。しかし、フランチャイズ契約の多くは保証金の他に一定額の手数料を支払うケースがほとんどです。仕入れ代金もさることながら、経営が苦しくなるとこの手数料の支払いが原因で失敗することがあります。また直営なのかそうでないのかによっても変わります。フランチャイズに加盟することは、カフェを持ちたい人にとっては近道ですがのちの経営を考えるとすべての人に向いているとは言えないのが現状です。

大手カフェチェーン店の社員から独立で成功

大手カフェチェーン店の場合、そこの社員の中から独立する人を募集する場合があります。その場合は、通常のフランチャイズ契約とは違う内容になることもあります。もともとカフェを経営したいと思っている人は、はじめどこかのショップで修業をしたり、会社に入って社員として就職しその間にノウハウを身に着けるということも珍しくありません。このノウハウは、身に着けた人にだけ使える財産です。また、社員から独立した場合は本部のフォローを受けやすいことも成功のカギです。

未来の売上につなげるための投資をして成功

「投資」と言っても株や投資信託を行うわけではありません。かつてあるファーストフード店がコーヒーをゼロ円にして多くの人の固定概念を打破するキャンペーンを行いました。それまで正直おいしいとは言えないコーヒーでしたが、その印象のままでは中身を変えても試してくれるお客様がいません。そこである程度の費用は犠牲にしても、イメージチェンジを図りました。この時にかかった費用はいわば未来の売上への投資です。もちろんどれだけできるのか限界はありますが、まったく試さないよりも効果はあります。このような@未来への投資」をして成功したケースも多くあります。

未来の売上につなげるための投資をして成功

チャレンジしすぎて失敗

初めのころは、何が自分に向いているのかわからずあの手この手と色々試すケースがほとんどです。それは悪いことではありません。しかし長引けばそれだけ時間と費用が掛かります。ある一定の期間を自分で設定し「この期間内に成果が出なければやめる」というやめる勇気も必要です。この期間を小刻みに設定すれば同じ1年間でも多くのことにチャレンジできます。資金繰りをきにしながらにはなりますが、期間の設定をしてチャレンジすることも大切です。

多くの人の経験談を聞いて成功

資金には限界がある、そういう人はセミナーなどに参加して成功と失敗について経験者の話を聞くことも大きなプラスになります。自分でチャレンジするのは最も重要ですが費用と時間がかかります。自分が納得いくまでそれができれば問題ないですがそうとは限りません。セミナーには同じ目標を持った人たちが参加し、成功者はそこに至るまでの失敗談も喜んで話してくれます。もちろんセミナーであれば何でもいいというわけではありません。有益な情報が得られそうなものをネットなどで事前にリサーチしておくことが重要です。

理想を高く持ちすぎて失敗

喫茶店でいいと思う人もいれば、大きな店舗にしたいと思う人もいます。理想を高く持つことは悪いことではありません。むしろ目標がなければ続きません。しかし理想を追い求めすぎて、今の実態との乖離がありすぎる場合は失敗するケースが多いのも事実です。自分の理想のカフェが、必ずしも万人に受け入れられるものとは限りません。趣味や娯楽で、損得勘定抜きにカフェ経営を行うのであれば問題ありません。しかし多くの女性はそれなりに成功したいと思っているはずです。そのためには、あまり個性的すぎるカフェやこだわりすぎて採算が合わないようなカフェは失敗に終わります。趣味は趣味、経緯は経営とある程度割り切って取り組むほうが成功します。理想を高く持って失敗する要因は、多くの場合経費の使い過ぎです。内装にこだわる、コーヒー豆にこだわるなど、一部の人にさえ理解できるかできないかわからないようなこだわりは、カフェ経営には向きません。まったくこだわりがないのもよくありませんが、こだわりや個性はそこそこに多くの人に受け入れられるカフェを目指すほうが得策です。

理想を高く持ちすぎて失敗

まとめ

成功や失敗事例は多くあります。これらを参考に自分にどのような方法があっているのか見極めなければなりません。初めは誰でも手探り状態で始めます。いろいろ試してみていかに早く自分に合う方法を見つけられるか、それがカフェ経営をうまく継続させるためのコツです。

written by Minokichi

ライター歴8年。ノマドワーカーを目指し副業ライターとして日々勉強中。