カフェ

夢のカフェを開業するために必要なものを考えてみた

女性に人気のカフェ経営。小さくてもいいので自分が全力で楽しめる場所が欲しいと思っている女性は増加しています。そこで今回は、実際にカフェを起業するために必要なものについて考えます。
 

カフェ開業に必要なもの4つ

「カフェ開業」の決意をしたら実際に何が必要なのか、自分がこれから身につけなければいけないものは何なのかを見極めなければいけません。


ただ漠然と「人が集まるお店がいい」、「儲かればそれでいい」という考えだけでは自分の夢を生業としていくには、少し根拠が不十分です。

カフェ開業に必要なもの4つ

バリスタの資格は必須?それともなくて大丈夫?

バリスタの資格はなくても大丈夫です。もちろんあればオープン当初から大きな宣伝効果があります。しかし最も重要なのは以下の2つの資格です。


①食品衛生責任者


この資格に必要な費用は10,000円です。準備期間中に取得しますから時間はある程度確保できますが、おおむね6時間ほど必要です。もし調理師や栄養士の免許を取得している場合は、この資格試験が免除になります。


②防火管理者


スタッフとお客様を合わせて30名以上収容する場合は、この資格が必要になります。甲種と乙種に分かれており、両方を取得すると14,000円の費用が掛かります。この資格の特徴は講習だけで取得できる点にあります。カフェを起業する当初は小規模でこじんまりと、と考えている場合でも準備期間中のほうが時間の確保がしやすいため、将来のために受講することをお勧めします。


 

どんなカフェを作りたいか

「将来的にどのようなカフェを作りたいか」という目標を持つことが大切です。


現状から考えると、「まだ開業もしていないのに、将来像だなんて」と思うかもしれません。しかし将来こうなりたいというなりたい姿から逆算して、今何をしなければいけないのか、というやるべきことの洗い出しが重要です。


 

開業資金はどうやって確保する?

カフェとはいえ、出資金ゼロで開業できるわけではありません。法人にするか個人にするかその差はあるにせよ、必ず資金は必要です。それもかなりまとまった金額のお金が必要です。しかしカフェを経営するすべての女性が自己資金でそれを賄っているとは限りません。ではどうしているのでしょうか。それは大きく分けて4つあります。


①金融機関から借りる


金融機関から借り入れをする場合、開業資金や創業資金という名目で借り入れができます。一般的な融資の場合は、決算書が3期分なければ審査ができないため借り入れができません。しかし創業融資を行っている金融機関であれば5年から最長で10年程度まで返済期間を設定して借り入れが可能です。ただしこの場合は、資金繰りや事業計画書、中期予算などが必要になるケースがほとんどです。事業計画の作り方や予算の組み立て方法は、専門家に相談することのほか金融機関等で開催される無料相談、セミナーを活用することで知識を吸収できます。


②補助金を申請する


創業を応援するために、その資金の一部を補助金で賄うことができます。補助金なので受領できれば返済する必要はありません。ここが金融機関からの借り入れと大きく違う点です。偏愛しなくても良いため、開業当初から経営が軌道に乗るまでの資金繰りが楽になります。補助金だけではなく開業当初からスタッフを雇うというのであれば、助成金も申請できます。雇用に関する助成金は書類を整備することが大変ですが、補助金が採択される確率よりも高いので強い味方になります。助成金も補助金同様、返済を必要としていないこと、年数を重ねるごとに色々な助成金を申請できるので補助金のように一度受け取ったら、次は申請できないといった制限も少ないのが特徴です。


③親戚等から借りる


親戚等から借りるというのも一つの方法です。親戚とはいえお金に関しては他人ですから、金融機関から借りるほうが精神的にラクという人もいます。しかし金融機関からの借り入れの返済期間は決められているという点に対し、親戚等から借りる場合は返済期に融通が利きます。親戚等からの借り入れの際は、借用書の準備も忘れず行います。親戚等であるだけに、金融機関以上にシビアな借用書を準備しておくほうが後々問題にならずに済みます。


④自己資金がたまるまで行動しない


この方法が誰にも頼らず堅実に経営できる方法です。しかしいつまでたっても自己資金がたまらず、なかなか開業できないというデメリットもあります。できるだけ早く開業するためには、補助金や借り入れを検討するほうが得策です。ただし、まったく自己資金なしで開業するより、多少の自己資金をもっておくほうが開業後に運転資金の借り入れをする際には、審査に有利に働きます。また、自由になるお金を手元に置いておくというのも経営に役立ちます。


 

物件探し、そのポイントは?

物件探しも重要です。カフェはどこに出店しても人気が出るというものではありません。オフィス街に出店するのか、駅の近くに出店するのか、またどういった顧客層をターゲットにするのかで変わってきます。


オフィス街に出店すれば需要は見込めますが、その分家賃が高いというデメリットがあります。また、立地条件だけではありません。居ぬきの物件を賃貸できるか、それともいちから自分のイメージするカフェの内装を作り上げていくのかで、予算も変わってきます。


最近居ぬきの賃貸物件でも、設備のほかに備品類もついているケースが増えています。物件と一緒に備品も確保できれば、資金繰りの面で考えるとかなりお得なケースです。


 

物件探し、そのポイントは?

まとめ

女性に人気のカフェ経営。バリスタの資格は特になくてもいいですが、それよりも必要になる資格があります。そして資金繰りも考えなければなりません。生業として開業する以上、売上もしっかり、自分のやりがいもしっかりあるほうがベストです。


まずは色々考えるより情報収集をすることが大切です。融資や補助金、また物件についても情報収集をしっかりすれば多少自己資金が少なくても夢のカフェは開業できます。いずれにしても将来像もしっかり持って行動することが大切です。


 

written by Minokichi

ライター歴8年。ノマドワーカーを目指し副業ライターとして日々勉強中。