カフェ

女性に人気のカフェ経営を続けていくために必要なことを考えてみた

女性に人気のカフェを開業して実際に生業として続けていこうとしたとき、何が必要になるのでしょうか。長く多くの人に愛され続けるためには欠かせない何かがあるはずです。そこで今回はその「欠かせない何か」について考えていきます。

メニューと環境どちらが大切?

メニューの充実を図るか、環境重視で行くのか初めはとても悩みます。


最近よく言われる「癒しの空間」を重視するのであれば、メニューもさることながら内装にこだわらなければいけません。その内装も、どういったものが受け入れられるのかをつかむまで時間がかかります。


そこで時間がかかるからとメニューの充実を図ろうとすれば、趣向をつかむまで投資をしなければなりません。そうなるとなかなか「利益」という結果に結びつかなくなってしまいます。


ではそれぞれどちらかに重点を置いた場合はどうなるのでしょうか。メニューと環境に分けて考えてみます。

メニューと環境どちらが大切?

メニューを充実させる

安定的ないわゆる「鉄板」といえるメニューを1つ作り、あとは季節で変わるものを取り入れるなど、メニューの充実とマンネリ化しないための方法を考えます。


オープン当初はどのメニューが当たるのかわかりません。これは誰でも同じです。カフェの立地条件によっても趣向が変わるでしょう。


例えばオフィス街の朝であれば目が覚めるブラックコーヒーを好む人が多い場合や、お昼を過ぎると疲れが出てきて甘いものを好むなど、趣向が変わってきます。この趣向をつかみメニューに取り入れることでより効果的な売上を上げられます。気温が高い夏は、アイスを充実させるのかホットが少しでも売れるように努力するのか、どちらを販売するほうが、効率よく利益を上げられるのかを考える必要があります。


理由はどうあれ、メニューの充実は長くカフェを経営していくために無視できないポイントであることがわかります。

メニューを充実させる

環境の充実をはかる

最近、どのようなお店でも「癒しの空間」ということをコンセプトにしているところが多いのが現状です。


現代人が付かれているとは言いませんが、何かあると「癒しが欲しい」という人は多いのです。この癒しの空間をうまく作り出すのは女性経営者の得意とするところではないでしょうか。女性ならではの視点で男性と女性どちらのお客様にも喜んでいただける、落ち着いてもらえる空間の提供ができます。


内装を定期的に変えるには費用が掛かるのでなかなか難しいかもしれません。そこで観葉植物のレンタルを利用して定期的に違った空間を演出してみるのも1つの方法です。オフィス街にお店を構えればその傾向が強くなるのは否めません。

環境の充実をはかる

リピーターをつくる

自分のカフェのファンを多く作ることが大切です。もちろんこだわりも忘れてはいけませんが、「このメニューが好き」というファンもいれば「この空間が好き」というファンもいます。空間が好きで来店する人はコーヒーなどの飲み物を注文しないかといえばそうではありません。充実した時間を過ごすために飲み物は必須アイテムです。コーヒーやココア、紅茶などメニューも充実していれば、「また来たくなる空間」を作り出せます。


また、メニューだけで張りません。スタッフにもリピーターが付く可能性は十分あります。「カウンターを挟んだ対面」と洋服等を売る接客業と比較すると少し接点が少ないように感じますが、れっきとしたサービス業です。カウンター越しとはいえお客様とやり取りをします。コーヒーを作っている間、会話をすることもあるでしょう。そういったやり取りの中でファンを作ることも大切です。仲良くなれば「また話にこよう」と思う人もいます。これも一種の致しの空間を提供していることになります。それだけ接客は重要なポイントといえます。

リピーターをつくる

チャレンジ精神も忘れない

長くカフェを経営できれば、2号店や3号店などを出店するチャンスが巡ってきます。自分一人で切り盛りしなくても、店長を雇いその人材にお店を任せてしまうこともできます。当然、1店舗だけのカフェよりも利益を生み出せます。ここまでくると経営も楽しくなり、既存のお店をどう運営していくかというアイデアも浮かびやすくなります。


例えば1店舗目をクラシックな感じにした場合、2店舗目はカジュアルな雰囲気を重視、3店舗目はファミリーで来店できるようなカフェなど1店舗目でできなかったことを2店舗目で、またさらに3店舗めでという形でチャレンジできます。


このチャレンジを続けることで、常にモチベーションもアップできます。自分で管理できるだけの店舗数で十分と思う人もいますが、そうでない人もいます。自分に合っているのはどのパターンなのか早めに知っておくことも大切です

チャレンジ精神も忘れない

カフェを継続するためには経常利益よりも粗利益の把握

経営を始めるとどうしても最終の経常利益のみを意識したり、売上高のみを意識しがちです。


しかし重要なのは粗利益がどれだけ出ているかという点です。粗利益とは、売上高から仕入高を引いた残りの額で、経費などを控除する前の金額です。粗利益が多ければ多いほど、経常利益は出やすくなります。


カフェですから上質な豆も必要ですがもうけが出やすいメニューを作っておくことも大切です。それが主力メニューとなれば経営は非常に楽になります。もし「このコーヒーをたくさん売っても利益はプラスマイナスゼロ」というのであれば、経営は赤字ではなくとも儲けが出ません。売上高と仕入れ高が等しくなればなるほど赤字の可能性が高くなるのです。


このような経営に関する知識もあるほうがカフェをより長く経営することができます。

まとめ

いざカフェをオープンし、経営を続けていくには、やはり「常にお客獲得を考え、リピーター様にまた来たいと思わせるようなお店作り」が重要です。


リピーターは固定的な売り上げをつく出すために必要な客層です。リピーターがいれば一定額の売上確保ができ、さらに一見顧客を獲得するためにどのようにすればいいか考えられます。


そのうえで、新しいことにチャレンジしていくことも忘れなければ、カフェ経営は長く続けられるのです。

written by Minokichi

ライター歴8年。ノマドワーカーを目指し副業ライターとして日々勉強中。