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SNS運用で営業ゼロ!フリーランスイラストレーターで稼ぐ!

ツイッター、インスタグラムなどSNSの活用は個人間だけでなく、企業として運用するケースが多くなってきました。イラストレーターも自分の作品を発信する場というだけでなく、仕事に繋がる投稿やプロフィール作りが大切になってきています。そこで今回は、フリーランスイラストレーターがSNSを活用して稼ぐ方法を紹介します。イラストレーターになりたい方、フリーランスとして活躍したい方はぜひ参考にしてみてください。

各SNSの特徴と成功事例

イラストレーターが活用するSNSとして、最も多いのがツイッターとインスタグラムです。


この2つはハッシュタグ(♯)を使用することで、自分の好みとマッチした人を見つけやすいファンや仲間作りがしやすい、という点が大きなメリットとして挙げられるでしょう。ここでは、ツイッターとインスタグラムの特徴を振り返りながら、それぞれのSNSで人気が高いイラストレーターを紹介していきます。


 

各SNSの特徴と成功事例

ツイッターインスタグラムの違いとは?

ツイッターは気軽にイラストを投稿できる上、リツイート機能で多くの方に見てもらえるチャンスがあります。より多くリツイートしてもらうには、自分の作品を気に入ってくれるフォロワーを増やすことが必要です。また、ハッシュタグを利用してフォロワー外の方に見てもらう方法もあります。


このようにたくさんの人に見てもらえるようになると、プロフィールや固定ツイートにリンクを貼ったポートフォリオサイト、あるいはDMから仕事の依頼が舞い込んでくる可能性が上がるのです。


一方、インスタグラムは気軽に投稿できる点はツイッターと同じですが、写真や動画の共有がメインのため、イラストレーターとの相性がより良いといえます。プロフィール画面を開くと自分の作品が一覧となって見ることができるため、簡易的なポートフォリオとしても活用可能です。「インスタグラムを見るだけ」で発注の可否を判断できる場合も多いため、仕事を発注する側にとっても非常に簡潔なやり取りができる点がメリットであるといえるでしょう。


 

ツイッターで人気のイラストレーター

ツイッターで人気のイラストレーターは、米山舞さん・さいとうなおきさん・望月けいさんなどです。


米山舞さんは、スタイリッシュな構図と流れるような線が特徴的なイラストレーターです。メディア出演や個展の開催など多方面で精力的に活動しており、ツイッターでのフォロワーは60万人近くとなっています。


さいとうなおきさんはイラストレーターとしてだけでなく、Youtuberとしても活躍されている方です。イラストを描くコツを分かりやすく説明してくれるため、イラスト初心者にも人気が高いイラストレーターになります。


望月けいさんはさまざまな書籍の装画やキャラクターデザインを担当しています。その中でも「イラストでお金を生み出す秘訣」ではイラストレーターとして稼ぐ方法を知ることができ、なおかつ望月けいさんのイラストを堪能できる一石二鳥の本です。


 

インスタグラムで人気のイラストレーター

インスタグラムで人気のイラストレーターは、あわのさえこさん・岡村優太さん・まめさんなどです。


あわのさえこさんは、主にファッションをイラスト化することが多く、おしゃれで素敵な雰囲気の作品が多くの人を魅了しています。その特性からユニクロとコラボし、コーディネートを紹介する記事のイラストを連載することもありました。


岡村優太さんは、シンプルながらも親しみを感じる作風が特徴的なイラストレーターです。雑誌や広告などで見かけることが多く、テレビやMVなど活躍の場がどんどん広がっている方でもあります。


まめさんはレトロながらも、どこか鮮やかさを感じさせるイラストレーターです。雑誌などの挿絵やCDジャケットなど、さまざまな媒体で活躍し続けています。


 

インスタグラム運用をするときの注意点

フリーランスイラストレーターとしてインスタグラムを運用するときには、仕事に繋がる投稿のデザインや回数を意識することが大切です。SNSを上手に活用して稼いでいきたい、営業活動に使う時間を減らして制作に集中したいという方は、次の3点を意識してみてください。


 


 

インスタグラム運用をするときの注意点

1日1~2投稿は確保する

インスタグラムは毎日、全世界の投稿がひっきりなしに流れています。その中で自分の作品を見てもらうためには、定期的な投稿が必須です。ただし、あまりにインスタグラムに貼りついてイラストが描けないとなっては、本末転倒になります。そのため、フリーランスイラストレーターとしてインスタグラムを活用していく場合には、1日1~2投稿を目安にしていきましょう。


また、より効率的に閲覧回数を増やすためには、投稿する時間帯にも注意したいところです。夕方~夜はスマホを見る人が多いため、比較的投稿を見てもらえる・いいねなどの反応をしてもらえる可能性が高くなります。特に夕食前後やリラックスタイムにスマホを眺めることが多いことを踏まえると、その時間になる前~中間ほどのタイミングで1投稿すると効果的です。具体的には、16~17時(仕事帰りや夕食前)や21時前後(リラックスタイム前)に投稿していきましょう。朝の通勤時間にもスマホを見る人が多い傾向にあるため、2投稿する場合は朝・晩がおすすめです。


さらに、イラストを投稿するときには「ハッシュタグ」も上手に活用します。投稿するイラストに関連したキーワードをハッシュタグとして添付することで、そのキーワードに興味がある人に見たもらえる可能性が高くなるのです。ハッシュタグは1投稿につき10~20個を目安として、関連性の高いキーワードのみを添付するようにしましょう。


例:「花束を持った女の子」のイラストを水彩で描いた場合


→♯イラスト ♯イラストレーション ♯女の子 ♯水彩 ♯花 ♯薔薇 ♯百合 …など


フォロワーを増やして露出を高めるという意味では、外国語のキーワードを取り入れるのも1つの方法です。


→♯イラスト ♯illust  ♯花 ♯flower …など


 

統一感のあるイラスト・デザインにする

素敵なイラストを発見して「同じ人のイラストをもっと見たい」と思ったとき、その人はプロフィールへ飛ぶことが多いです。しかし、そこでペットや料理の写真が混ざっていると「イラストが見たくて来たのに…」とフォローせずに離脱してしまいます。簡易ポートフォリオとして見に来た方も、仕事の依頼をためらってしまうでしょう。


このような事態を避けるために、インスタグラムを運用する際にはイラスト専用のアカウントを作成し、イラストのみを投稿していくようにしてみてください。統一感のある投稿が並ぶことで、パッと見たときに「どんな作風のイラストレーターか」が分かりやすくなるメリットも生じます。


また、イラストレーターとしての仕事を受け付けるアカウントにするならば、完成した作品のみを投稿し、落書きや途中経過のイラストを投稿するのは避けましょう。仕事を発注する側が見たいのは「完成品のクオリティ」であり、それを踏まえて発注の可否を判断するからです。そのため、落書きや途中経過のイラストは別アカウント(作業用など)にするか、ツイッターのアカウントで投稿することをおすすめします。


 

仕事につながる導線をわかりやすくする

フリーランスイラストレーターがインスタグラムを運用する最終目標は、仕事に繋げることです。インスタグラムの投稿やプロフィール欄を見て「仕事を依頼したい!」と思ってくれた方がスムーズに相談できる導線作りが大切になってきます。


まずは仕事の依頼を受け付けていることを、それぞれの投稿やプロフィール欄などに明記しましょう。これだけでも仕事を依頼する側にとって、相談のハードルがグッと下がります。また、投稿の最後にはプロフィール欄へ誘導するリンクを、プロフィール欄にはポートフォリオサイトやお問い合わせフォームのリンクを貼ってみてください。インスタグラムのメッセージで直接相談を受け付ける場合には、「お仕事の相談・依頼はDMまで」などの文言をプロフィール欄に追加すると良いでしょう。


このように「仕事を依頼する側」の立場で考えて投稿を工夫することで、インスタグラムを通して仕事の依頼が来る可能性が高まります。


 

まとめ

フリーランスイラストレーターとして稼いでいくためには、SNSを上手に活用して自分のイラストをより多くの人に見てもらうことが大切です。フリーランスイラストレーターを目指したい方、仕事を途切れさせたくない方は、画力を磨くことはもちろん、SNS運用も視野に入れていきましょう。


 

まとめ

written by 蒼下せな(くさもとせな)

「楽に生きたい」がモットーのイラストレーター&Webライターです。花・動物・サブカルLove。