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【必見】イラストレーターとして独立するメリット・デメリット

イラストレーターの方であれば、誰しもがフリーランスに憧れるものです。フリーランスのイラストレーターであれば、自分の好きな仕事を好きな時間で描くことが出来る、というイメージが強いのではないでしょうか。しかし独立すればイラストを描くだけでなく、自分で営業、広報、経理等あらゆる仕事をこなさなければなりません。このように、独立には様々なメリット・デメリットがつきものです。そこで、今回の記事ではイラストレーターとして独立した際のメリット・デメリットをご紹介します。独立への検討材料として是非ご活用ください。

フリーランスのメリット

まずはフリーランスのメリットは主に以下の4点が挙げられます。


・自分の好きなタイミングで、好きな場所で働くことができる


・自分のやりたいことが選べる


・高い単価で受注でき、高収入を狙える


・個性を活かした仕事が舞い込みやすい(箇条書き)


それでは一つずつ詳しく解説していきます。

フリーランスのメリット

自分の好きなタイミングで、好きな橋所で働くことができる

フリーランスのイラストレーターであれば、出社する必要はなく、どこでも仕事をすることが可能です。自宅、カフェ、コワーキングスペース等その時の気分で働く場所を選ぶことができます。更に、働く時間も自分で選べるため、本来会社が閉まっている時間に集中して仕事ができたり、主婦の方であれば育児の合間に仕事を両立することができます。自分に適した働き方を実現することが可能になるのです。とはいえ、もちろん仕事の締め切りを守り、成果を出すための自己管理が必要なので注意も必要といえるでしょう。

自分のやりたい仕事を選べる

フリーランスのイラストレーターであれば、自分のやりたい仕事だけを受注することが可能です。イラストレーターの仕事には様々なジャンル、目的、媒体があります。会社員であれば会社で受注した仕事を拒否することは容易ではありませんが、フリーランスであれば自分で仕事を選択することが可能です。イラストの仕事にはこだわりがある、自由が欲しいといった方にはフリーランスが向いていると言えます。

高い単価で受注でき、高収入を狙える

会社員として仕事を引き受けた場合、自分の収入として手元に返ってくるまでに営業費や広報費、そして会社の利益分等、会社での費用分や利益が控除されます。一方でフリーランスとして独立すれば、自分で上記の雑務を行う代わりに、一件あたりの単価を高く設定でき、収入として手元に入る金額も大きくなります。また、会社員と違い、報酬も完全に出来高制となるため、数千万を超える年収も狙えるとのこと。自分の責任が高くなる分、成功すればそれだけ報酬を得ることができます。

個性を活かした仕事が舞い込みやすい

会社員の場合と違い、フリーランスでは自分で営業活動を行います。その際に、自分で実績をまとめたポートフォリオを活用する、といった方法が考えられます。依頼主は自分のイラストの特性をより知った上で発注するため、自分の個性に合った仕事が自然と舞い込みやすくなります。どんな広報活動を行い、自分をアピールするかが重要になると言えます。

フリーランスのデメリット(中タイトル)

ここからは、フリーランスになることのデメリットについて解説します。


独立したことで考えられるデメリットには以下の3点が挙げられます。


・不安定な収入・生活になることも


・イラスト以外の雑務もこなさなければならない


・会社のブランド力を失う


それでは一つずつ詳しく解説していきます。

フリーランスのデメリット(中タイトル)

不安定な収入・生活になることも

メリットで、報酬が完全に出来高制のため、高収入を狙える、と述べましたが、これは逆も然り。会社員であれば、仕事の調子が悪いときや、中々上手くいかない時であっても、会社を辞めなければ最低限の給料を安定的に得ることができます。それに対し独立した場合、仕事を中々獲得できない、継続案件を失うといったことがあればそれだけ報酬を得ることが出来ません。そのため、フリーランスとして安定的に収入を見込めるようになるまで、仕事や収入で不安定な生活が続くことも考えられるでしょう。

イラスト以外の雑務もこなさなければならない

会社員であれば、営業から受注、経理などの仕事を会社で分担して行い、イラストに集中することが出来ますが、フリーランスではそれらを全て自分でこなさなければなりません。営業力を高めなければそもそも仕事が入ってきませんし、経理の知識もつけなければ独立後の資金が回らなくなってしまいます。それ以外にも広報活動をしたり、様々な手続きを行ったりと、イラストを描く以外の雑務が会社員と比べ多くあります。これらを念頭において計画的に考えながら動く必要があり、自己管理能力が求められます。

会社のブランド力を失う

仕事を受注するにあたり、会社のブランド力は重要です。大きな会社・有名な会社であれば信頼度も高まりますよね。依頼主も会社のブランド力を買って依頼する場合がほとんどです。しかし独立すれば、会社のブランド力を手放し、個人の名前だけで売り込まなければなりません。高い営業力や知名度が無ければ中々仕事を受注できない、といったことも容易に考えられます。フリーランスは完全に個人の成果主義となるため、てブランド力を確立するスキルが必要となるでしょう。

まとめ

今回の記事では、イラストレーターとして独立したときのメリット・デメリットについて解説しました。上記で述べたメリット・デメリットをまとめると、「自由度・裁量権は高くなるが、それだけ責任とリスクを伴う」という共通の特徴が浮かび上がってきます。フリーランスになれば、好きな時間に好きな場所で、好きな仕事を好きなだけ行うことができ、働き方を自分でデザインすることが可能です。更に、フリーランスとして活躍できるようになれば高収入が見込め、高い知名度も期待できるでしょう。しかし、会社がこれまで担っていた責任やリスクを自分で被る必要があります。自由に働けるからといって、怠けた働き方になれば、それだけ収入が見込めない可能性もあります。また、イラスト以外の仕事も全て自分でこなさなければなりません。フリーランスになるためには、このようなリスクへの覚悟と高い自己管理能力が求められます。是非皆様も、このようなメリット・デメリットを踏まえ自分に合った働き方、キャリアをご検討ください。

written by 阿部

21歳の大学生。学業とライターを両立している