メイクアップアーティストとして独立!フリーランスになる方法を解説
2021-04-27
とは言っても、「独立するにはどうすればいいの?」「フリーランスに求められるスキルは?」など、情報が少なくて悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、メイクアップアーティストが独立に必要なノウハウを解説します。将来的にフリーランスとして活動したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
メイクアップアーティストがフリーランスになる方法
独立するメイクアップアーティストはどのような働き方があるのでしょうか。フリーランスとして活躍できれば、一般企業に勤める場合と比べて仕事の幅が広がるだけでなく、よりいっそうの責任感が生まれるなどやりがいも出てきます。
メイクアップアーティストが独立する2つの方法について紹介します。

サロンや事務所を開業する
フリーランスのメイクアップアーティストの働き方はさまざまですが、将来的な独立に向けてサロンや事務所の開業を視野に入れている人もいるでしょう。サロンや事務所を開業すれば、固定の顧客を獲得できるかもしれません。
一方で、店舗をもつことで物件の取得費用や光熱費、通信費などの資金も必要となるため、独立に向けて貯金をしたり資金を調達したりすることが求められます。
店舗は持たずに現場に出向く
サロンや事務所の開業にはある程度の資金力が必要であり、フリーランスとして独立したてのときは店舗を持たないメイクアップアーティストもいます。この場合、仕事が入ればその都度、現場に向かうといった働き方になります。
メイク道具をそろえれば仕事ができるため、気軽に働けるのがメリット。しかし、仕事長に波が出る可能性も高く、収入がゼロに近くなるかもしれません。
フリーランスメイクアップアーティストに求められるスキル
独立したらまずは、自分の名前や技術力を売り込む必要があります。いくら高い技術力を持っていても、誰にも知られていなければ意味がありません。メイクアップのスキルだけでなく、フリーランスとしての能力も身につけましょう。
フリーランスメイクアップアーティストに求められる3つのスキルを紹介します。

コミュニケーション能力
現場で評価の高いメイクアップアーティストは、相手の要望に応えられるかどうかです。そのためにも、しっかりと意思疎通できるスキルが求められます。クライアントやモデルとの会話から、創造していかなければいけません。
いくら技術が高くても、コミュニケーションがない人は活躍することが難しいでしょう。フリーランスとして働くには、対人スキルを磨くことが大切です。
営業力
フリーランスのメイクアップアーティストは、安定して仕事がある状態はほとんどありません。常にフットワークを軽くして仕事を探す必要があります。そのためにも、独立したらある程度の営業力が求められます。
最近では自分のスキルが売れるインターネットのサイトも少なくありません。ときには企業へ直接営業したり、名刺を配ったりするなどの営業で仕事を獲得しましょう。
スケジュール管理能力
フリーランスのメイクアップアーティストとして独立すれば、仕事量の調整が可能になり、自分が働きたいときに仕事ができるといったメリットがあります。しかし一方で、何も仕事をしなければ収入がゼロになります。
そのため、「いつ働いて」「どのくらいの収入になるのか」といったスケジュール管理能力が必要です。時間管理をしっかりとして、自由な時間を手に入れましょう。
フリーランスメイクアップアーティストの活躍の場
メイクアップアーティストが独立すると、仕事の幅を広げられます。タレントやモデル、俳優を相手にする華やかなメディアの裏方として働いたり、結婚式の花嫁をより輝かせたりするなど、活躍の場は少なくありません。
独立したときの参考になるメイクアップが必要となる3つの現場を紹介します。

雑誌・出版関係
ファッション誌を中心に、雑誌には文章だけでなくモデルも登場します。衣装にばかり注目されがちですが、専属のメイクアップアーティストも付いています。出版社との信頼が築ければ、頻繁に声がかかることもあるでしょう。
しかし、ヘアプロダクションに所属するメイクアップアーティストと違い、フリーランスは実力主義の世界なので、単発で仕事が終わることも少なくありません。
TV・CM
雑誌や出版関係と同様に、TV・CMは華やかな世界です。タレントやモデルの個性を引き出すだけでなく、クライアントの要望に応える必要があります。
早朝深夜の撮影や泊まり込みなども多く、不規則な勤務形態です。
ただし、TV・CMの現場はスタッフの入れ替わりが激しく、新たなコネクションが生まれることも。現場に入ったらしっかりと自分を売り込んでいきましょう。
ブライダルサロン
一般的にブライダルサロンでは式場やホテルの専属として働くといった方法がほとんどですが、フリーランスとして契約している人も少なくありません。事前に何度も打ち合わせを重ねるため、時間的な部分ではデメリットです。
しかし、自分のスキルが認められれば年間契約などにつながる可能性もあります。プレッシャーは大きいですが、やりがいのある仕事と言えるでしょう。
フリーランスメイクアップアーティストに関するQ&A
メイクアップアーティストとしてのスキルを高めれば独立も夢ではありません。とは言っても、フリーランスとして活動していくためにはさまざまな障壁があり、そこに対して一抹の不安を覚えている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、少しでも疑問や不安を解消できるようによくある質問に答えていきます。

下積み期間はどれくらい必要?
独立してフリーランスのメイクアップアーティストとして活躍するためには、企業やプロダクションで働くなど、現場でキャリアを積まなければいけません。まずは、アシスタントして技術を学ぶ働き方が一般的です。
一人前のメイクアップアーティストになるために欠かせない下積み期間ですが、少なくとも2年~3年をかけるなどじっくりと実力をつけていきましょう。
フリーランスメイクアップアーティストの年収は?
独立を考えている人のなかには、年収アップを期待する人もいるでしょう。一般企業やブライダルサロンで働いている人は、アシスタントの場合は年収200万円程度、大手企業でも350万円前後など収入面では厳しいのが現状です。
フリーランスとして成功すれば数千万円の年収も期待できます。
とは言っても、常に仕事があるわけではなく独立すれば安定という言葉はなくなるため、営業力を上げるなどフットワークを軽くして仕事を探す必要があります。
まとめ
さまざまな経験を積めば、フリーランスのメイクアップアーティストとして活躍できる道も拓けるでしょう。独立すれば大幅な年収アップも期待できます。
しかし、実力主義の世界で生き残るのは簡単なことではありません。
個人事業主として成功するにはメイクの高い技術力だけでなく、コミュニケーション能力も必要です。営業力などを身につけて、自分の名前を売り込んでいきましょう。

written by vesa tawast
興味のあることはとことん調べ尽くす、ゆとりライター。ジャンルにこだわらず、お堅いビジネスから美容系まで多方面のコンテンツで執筆中。