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メイクアップアーティストとして独立!必要なスキルや資格は?

タレントやモデル、俳優といったメディアで活躍する人だけでなく、結婚式場や美容院などニーズの高いメイクアップアーティストは人気職業のひとつです。しかし、勤務時間が不規則になりがちで大きなプレッシャーを感じる職業にも関わらず、下積み期間は月収10万円以下など、給料が不安定というリスクもあります。将来的な独立を考えている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、メイクアップアーティストが独立するために必要な資格だけでなく、活躍するために求められるスキルについて詳しく解説します。

メイクアップアーティストが独立に必要な5つのスキル

メイクアップアーティストとして独立するには、さまざまな能力が求められます。丁寧かつ素早く仕上げられるメイクアップの技術力はもちろんのこと、フリーとして活動するには仕事を得るための営業力などが必要です。


メイクアップアーティストが独立に必要な5つのスキルを紹介します。


 


 

メイクアップアーティストが独立に必要な5つのスキル

メイクアップの高い技術

まずメイクアップアーティストに求められるのが高い技術力です。一人に対するメイクアップの時間が30分程度しか時間が確保できないことはよくあるため、素早く丁寧に納得のいく仕上げをしなければいけません。


限られた時間内で、どれだけ相手の要望に応えられるかがカギとなっています。


 

メイクアップアーティストとしての向上心

メイクアップアーティストは一人のクリエイターです。企業に勤めていれば情報が入ってきますが、独立すれば自分から取得しなければいけません。メイクの流行は変化し続けており、常にアンテナを張っておきましょう。


そのためにも、成長し続けたいと思う向上心が必要でしょう。


 

コミュニケーション能力

独立したメイクアップアーティストに必要なのは技術力だけではありません。人との距離が近いメイクアップアーティストは高いコミュニケーション能力が求められます。相手と意思の疎通をしながら、想像力を働かせなければいけません。


社交性がある人は、どの現場でも重宝されるでしょう。


 

自己管理能力

メイクアップアーティストが独立するメリットは仕事量が調整できることです。とは言っても、毎月一定の給料が入る企業で働く人とは違い、フリーになると自分で仕事を取れなければ収入はゼロになる可能性もあります。


そのため、自己管理能力が求められるでしょう。


 

フットワークの軽さ

独立すると、自分で仕事を探さなければいけません。やりたくない仕事であれば断れるのもフリーランスのメリットですが、あまりにも好き嫌いが激しいと、仕事のチャンスを逃す可能性もあり注意が必要です。


仕事待ちではなく、自ら行動するフットワークの軽さが求められます。


 

メイクアップアーティストが独立に必要な資格は?

国内におけるメイクアップの主な資格は以下の3つです。


 


 JMAメイクアップ技術検定


 IBF国際メイクアップアーティスト認定試験


 MSOJ認定メイクアップ検定


 


メイクアップアーティスとは特別な資格が必要になるわけではありません。しかし、上記3つの資格を取得することで、独立してフリーとして活動する場合に役立つため、将来的に開業などを目指している人にはおすすめです。


それぞれの資格について、詳しく解説します。


 

メイクアップアーティストが独立に必要な資格は?

JMAメイクアップ技術検定

一般社団法人JMA実施する「JMAメイクアップ技術検定」は、海外でも通用するメイクアップアーティストの育成を目的とした技術検定試験です。メイクアップの知識に関する筆記試験はなく、実技試験のみが行われます。


すべての試験においてフルメイクモデル(男性不可)が必要です。3級は基本テクニック、2級はフルメイクアップ、1級はメイク接客力などが求められます。メイクアップの専門的な技術力が合格の鍵となっており、資格を取得すれば、プロのメイクアップアーティストとして独立するために役立つでしょう。


 


JMAメイクアップ技術検定に関する詳細はコチラ(http://www.jma-makeup.or.jp/exam/makeupj/)

JMAメイクアップ技術検定

IBF国際メイクアップアーティスト認定試験

一般社団法人IBF国際美容連盟が実施する「IBF国際メイクアップアーティスト認定試験」は、技術レベルを基準以上にすることを目的としています。IBF指定スクールのカリキュラムを修了していることが受験条件です。


スクールで学んだことをしっかりと予習・復習しておけば合格できる可能性は高く、プロのメイクアップアーティストとしてのスキルが身につきます。


資格の取得後は、国際レベルで活動できるライセンスが発行され、IBFからの支援が受けられるため、独立を考えているメイクアップアーティストにおすすめです。


 


IBF国際メイクアップアーティスト認定試験に関する詳細はコチラ(https://www.ibf.or.jp/admission/artist.html)


 

IBF国際メイクアップアーティスト認定試験

MSOJ認定メイクアップ検定

一般社団法人日本メイクアップ連盟が実施する「MSOJ認定メイクアップ検定」は、メイクアップの正しい知識と技術の取得を目的としています。MSOJ加盟校にて指定の講習を受けることが受験の条件です。上級になるほど実践的な試験内容となっており、メイクアップアーティストとして必要とされる豊富な知識経験を身につけられるのが特徴。


最上位資格の「MSOJ認定講師」は国際的に通用するメイクアップの指導ができるため、将来的に独立して指導者の道を考えている人におすすめです。


MSOJ認定メイクアップ検定に関する詳細はコチラ(https://www.msoj.jp/makeup/)


 

MSOJ認定メイクアップ検定

フリーのメイクアップアーティストにおすすめの資格

先に紹介した3つは、メイクアップアーティストとして基本の資格です。独立してフリーのメイクアップアーティストとしてさまざまな仕事をするためには、プラスアルファで他の人にはない技術力を持っていることが大切。


フリーのメイクアップアーティストにおすすめの資格を紹介します。


 

フリーのメイクアップアーティストにおすすめの資格

美容師免許

メイクアップアーティストはヘアセットを行うことも少なくありません。簡単な基礎知識はあってもプロの技術まで行かない人もいるでしょう。独立してフリーのメイクアップアーティストには、より高いレベルが求められます。


仕事の幅を広げられるように、美容師免許の取得をおすすめします。


 

カラーコーディネーター検定

カラーコーディネーター検定は、色彩学の知識が学べます。メイクアップアーティストは相手の肌色やファッション、髪の毛の色など状況に合わせてメイクのカラーも工夫して魅力を最大限まで引き出す必要があります。


将来的な独立を考えている人は、カラーセンスも身につけておきましょう。


 

まとめ

さまざまな場所で活躍できるメイクアップアーティストの需要は高く、独立すればもっと仕事の幅を広げられるため、将来的に考えている人もいるでしょう。フリーランスになれば、技術力だけでなく多くのスキルが求められます。


多くの資格を取得してメイクアップの知識や経験を積み重ねるだけでなく、多方面から信頼される、クリエイターとしての高みを目指していきましょう。


 

written by vesa tawast

興味のあることはとことん調べ尽くす、ゆとりライター。ジャンルにこだわらず、お堅いビジネスから美容系まで多方面のコンテンツで執筆中。